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〜椿油は紫外線をカットする〜

8.肌に潤いを与える椿油

毛根の絵

乾燥しやすい肌をドライスキン、あぶらぎった肌をオイリースキンと呼びます。
どちらともみずみずしい肌とは呼びがたいタイプです。これらのカサつきとテカリは肌の水分と脂肪分のバランスによって起こります。
私たちの肌は3つのバリアによって守られています。
皮脂膜、NMF、セラミド、それらの持つ保湿機能とバリア機能がそろって初めて、皮膚は水分を保持することができるのです。その中でも皮脂膜層の保湿はセラミドによって保たれます。セラミドの量は体質できまりますが、10代半ばをピークに、加齢に伴って減少して40代では半減すると言われています。また、気候や環境、食生活の変化などによっても減少します。実年齢を止めたり戻す事は出来ませんが、肌年齢をとり戻すことは可能です。
表面には薄い皮脂膜があり、この皮脂膜は皮脂腺から分泌される脂肪分で作られています。この皮脂の保湿を保つことが出来れば、肌年齢を取り戻すことが出来るのです。

そこで、椿油を塗ることでセラミドを手助けすることが出来ます。椿油は肌に弾力を与え、固まった肌を柔らかくする働きがあり、さらに人の皮脂の主成分であるオレイン酸を多く含んでいますので、肌に馴染みやすいオイルと言えます。
オレイン酸は油の中でもっとも酸化しにくい油で、酸化による悪影響の心配もありません。さらに自然界に存在し、長年愛用され続けた実績のある油ですので安心して使用することが出来ます。
椿油を塗ると化粧の載りが良くなるということから、歌舞伎役者のドーランの下地に椿油を塗っているのは有名な話です。
さらに水で塗れ硬くなったグローブに椿油を刷り込むとたちまち柔らかくなります。また、奈良の大仏など乾燥によりひびが入った仏像に椿油を塗ると、ひびが塞がり元に戻るそうです。このように人に限らず様々な場所で活躍しているのです。

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